北海道のダイビングは年中ドライスーツ?夏はウェットの時期もある?
ダイバーにとって、保護スーツは必須アイテムですよね。ここでは北海道のダイバーがどのようなスーツを使用しているかご紹介します。
北海道の海の水温
北海道といっても広いのですが、筆者のホームは日本海側の積丹というところです。水温が一番低くなるのは2月から3月にかけてで5℃くらい、年によっては3℃まで下がることもあります。
逆に一番高いのは8月から9月にかけてですが、例年は22℃ほど、高くても23℃を超えることはほとんどありません。
8月下旬に何度か道東知床のダイブクルーズに参加しましたが、水温は高くても19℃でした。おそらく20℃を超えることはないと思います。さすがはオホーツク海です。
水温についての詳細は、こちらの記事(北海道でのダイビング、海の水温は?)にまとめているのでご参考ください。
ドライスーツの利点
そういうわけで、北海道では一着のドライスーツがあれば年間を通して十分ダイビングを楽しむことができます。
水温や気温によってスーツの中に着るインナーウェアやアンダーウェアを調節すれば、真冬でも真夏でも快適に潜ることができます。また、冬はフードとグローブを使用することで頭部と手を保温できます。
ドライスーツは体が濡れないので、何よりダイビング後が快適です。北海道は夏でも曇っていると肌寒い日もありますので、そういう日でもエキジット後に震えずにすみます。
筆者も数年前までは3.5mmのネオプレンドライスーツだけで年中潜っていました。
ウェットスーツの利点
では北海道でウェットスーツを持つ必要はないのでしょうか?
夏は北海道でも暑い日だと30℃を超えることもあります。そんな時ドライスーツだとダイビング前が暑くて大変です。汗でスーツの中が蒸れますし、汗をかいた後に潜ると汗冷えしてしまいます。
ドライのはずなのにダイビング後は全身びっしょり。汗なのか水没なのかよくわからないけど、かなり気持ち悪いものです。汗で蒸れたスーツは内側も洗う必要が出てきますので、手入れも大変になってきます。
そこで筆者は昨年ついに5mmのワンピースタイプのウェットスーツを購入してみました。ドライスーツでダイビングを始めた者にとって、初めてのウェットスーツはなかなか感動ものです。
まず暑い日でも、スーツの中に水を入れればダイビング前も快適に過ごせます。汗をかいても海に入れば流されるので気持ちいいです。
また、ウェイトの量も半分ほどでいいですし、動きやすくて中性浮力もとりやすく、とても楽です。そしてなんと言っても、海水が直に体に触れるため、ドライスーツにはない海と一体になれる喜びと心地良さが得られます。
手入れもドライスーツに比べると簡単です。
ウェットスーツの寒さ対策
そうは言ってもワンピースだけではかなり寒い!
今年の7月中旬に喜び勇んでウェットスーツを解禁したところ、水温が18℃しかなくて見事に風邪をひいてしまいました…。そこでフード付きベストを購入。これをワンピースの中に着るとだいぶ暖かいです!やはり頭部の保温は大事だなと実感しました。
しかも上半身が2重になり、首からの浸水も最小限になるので、首から入った冷たい水が胸に当たって息が止まりそうになることもなくなりました。
寒がりの人でも積丹なら7月下旬から9月いっぱいまではウェットスーツで楽しめると思います。他にもツーピースタイプのウェットスーツを使用している人もいます。
最後に
北海道のダイビングでスーツを選ぶ際は、水温だけでなく他の様々な条件も考えるといいかと思います。
例えば気温であったり天気や風の強さであったり、潜る深度、一回のダイビング時間の長さ、一日に潜る本数、運動量などです。そうすることで、より北海道でのダイビングが快適で楽しいものになると思います。
人魚の水中動画を撮影しました
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