アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー(AOW)
「PADI アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー(以下、AOW)」とは、オープン・ウォーター・ダイバー(OW)の次のステップとして用意されているコースです。
※口語では「アドバンス」と言われることが多いです。
AOWはOWと違い、ダイビングをする上で必ず取得しなければならない資格ではありません。ダイビングをもっと楽しむ方法を教えてくれるプログラムなのです。
そのため、試験はありません!
20あるプログラムの中から、5つのプログラム(2つの必修と3つの自由選択)を体験するだけで認定されます。
どんな人が取得するの?
PADI OWやPADI以外の団体で同等のライセンスを取得した方が、ダイビングをもっと楽しみたい!と思ったときに取ります。
年齢 | 12歳以上 |
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Cカード | PADI OW以上、またはそれと同等の他団体Cカード取得者 |
必要日数 | 最短2日 |
特記事項 | ※20種類の中から5種類のプログラムを選択することになりますが、プログラムによって年齢制限が異なります。 |
アドバンスドオープンウォーターダイバー(AOW)を取得すると出来るようになること
先述した通り、AOWは自由選択が可能なプログラムとなっており、選択したプログラムによって出来るようになることは異なります。
なので、ここでは、必修の2つのプログラムで出来るようになることを紹介します。
1. 水深40mまで潜れるようになる(PADIは30mまでを推奨しています。)
これは、ディープ・ダイブ・プログラムを通して体験します。OWでは水深18mまでしか潜水できませんでしたが、AOWでは40mまで潜水出来るようになります。ただし、PADIは30mまでを推奨していますので、講習でも30mより深くは潜りません。
光が水に吸収されて赤色が見えづらくなること、窒素中毒で判断能力が鈍ることなどを体験し、深くなるほどエアの消費が早くなることを教わります。深く潜るというのはリスクが伴うということを実感するわけですね。
2. 水中で自分がどの方角に向かって泳いでいるか分かるようになる
これは、アンダーウォーター・ナビゲーション・プログラムを通して体験します。残圧計と一緒にゲージについているコンパスの使い方を学びます。
直線で行って帰ってくることが第一ステップです。そのつぎは四角形を書いたり、三角形を書いたりして、コンパスの使い方に慣れます。
最終的には、自分が進んでいるのはどちらの方角で、自分がエントリーしたのはどちらの方角なのかなどが分かるようになります。万が一、仲間とはぐれてしまったとき、このスキルが役に立つでしょう。
3.その他
他にも、水中ライトだけを頼りに潜るナイト・ダイブや、水中でピタッと止まる中性浮力・ダイブなど、今までは知らなかったダイビングの楽しみ方を知ることができますよ。
PADIの公式ホームページに20種類全てのプログラムが載っています↓
20種類のアドベンチャー・ダイブ
アドバンスドオープンウォーターダイバー(AOW)を取得しても出来ないこと
水深40mより深く潜ること。40m以深は特殊な器具や訓練を受けないと、潜ってはいけません。もし、気になる方は、「テック・ダイブ」で調べてみてください。
まとめ
AOWで受けたプログラムは、スペシャリティ講習の一部として扱われます。
→スペシャルティコースとは
AOWのプログラムだけでは物足りなかった、もっと詳しく知りたいという方はスペシャリティ講習も受講してみてくださいね。
上手く話すことの出来ない水中では、自分の知識がなによりの武器であり、防具ですから。
【PADI公式】
PADIアドベンチャー・イン・ダイビング・プログラム
未知なる世界へのトビラを開く PADIスペシャルティ・ダイバー・コース
人魚の水中動画を撮影しました
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