ダイビングの死亡事故や重大事故をニュースで見るけど大丈夫?
海外でのダイビング中の漂流事故や死亡事故、日本での夏場のダイビング事故など、度々ニュースで見ることがありますが、実際のところはどうなのでしょう。
テレビのニュースで報道される度に、ダイビングは危険の伴う遊びだという認識が、一般の方の中で強くなっていると思います。
しかし、さまざまなレジャー・スポーツによる事故の統計を見ると、ダイビングによる事故というのは他のものに比べて多いというわけではありません。
自然を相手に楽しむダイビングは、天候や海況により危険が伴う場合はもちろんありますが、それは他のレジャー、スポーツにも言える事です。
なぜ事故が起きる?
ダイビング中の事故で多いのは「溺水」です。簡単に言うと溺れる事によるものですが、その原因の多くはエア切れもしくはレギュレーターを口から外してしまった事によるものだと推測できます。
PADIのオープンウォーターダイバー講習では、ダイビングを始める前に器材の安全や残圧を確認するバディーチェックという方法や、何かの拍子でレギュレーターが外れてしまった時の対処法、頻繁に残圧を確認するくせをつけるトレーニング、また水中でバディーやガイドと離れてしまった場合にどのように行動すれば良いかなどを学びます。
このPADIのオープンウォーターダイバー講習で習う知識とスキルを習得していれば、溺水という事故の多くは防ぐ事が可能です。
漂流事故について
また、ボートダイビングをする場合に懸念されるのが「漂流事故」です。
ダイビングで漂流してしまうというのは極めて稀なケースではありますが、心配な方は事前にダイビングショップに安全対策について問い合わせ、ボートに無線は搭載しているか・陸との連携はどうか・遭難した場合の対処法はあるのか等を確認し、安全面や海況などに不安がある場合は別のダイブサイトに変更するなどの対処で回避が出来ます。
しかしダイビングガイドやインストラクターは、安全なダイビングに導くプロですが、ボディーガードではありません。
安全なダイビングを楽しむためには、正しい知識とスキルを習得し、自分の身を守る術を身につけたダイバーになる事が一番です。
体験ダイビングは別にしても、ライセンスの取得も目指している方は、そういった点も意識しながらステップアップしていきましょう。
人魚の水中動画を撮影しました
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