海の透明度と透視度はどっちが正しい?それぞれの違い

透明度、透視度の良い沖縄・慶良間諸島の海

ダイバーであれば必ずや耳にしたことのある「透明度」という言葉。水がどれだけ綺麗で、どこまで遠くを見通せるかを表す指標として使いますよね。

ところで、水の綺麗さを表す指標には「透視度」というものもあります。

透明度と透視度は何が違うのでしょうか?どう使い分ければいいのでしょうか?

透明度と透視度は見通す方向が違う

綺麗な水と聞いて思いつく光景は、泳いでいる魚や川底の水草がはっきりと見える清流や色とりどりの熱帯魚が舞っているサンゴ礁などでしょう。

透明度と透視度の違いについて、この2つは綺麗の方向が異なると考えてください。

前者は、水を上から見てどこまで下が見通せるか、つまり、垂直方向の綺麗さを表しています。垂直方向の綺麗さを「透明度」と言います。

学術上正しい透明度は、直径30cmの白色の円板(セッキー板)を水中に沈めていくことで測ります。水面から見えなくなったときの深さ(m)を透明度といいます。

私達ダイバーが普段使っている透明度の意味と少し違いますね。

後者は、水中でどこまで遠くが見通せるか、つまり、水平方向の綺麗さを表しています。水平方向の綺麗さを「透視度」と言います。

学術上正しい透視度を測るには、透視度計というメスシリンダーのような道具を用います。

透視度計に、透視度を測りたい水をそそぎます。透視度計の底には、二重十字(細さ0.5mm、間隔1mm)がひかれた標識板が置かれており、その板を上下させて、十字がはっきり二重に見える限界の深さ(cm)を測ります。二重に見える限界の深さを透視度といいます。

こちらも上から水を見ていますが、透明度ほどスケールが大きくないので、水平方向の綺麗さを表すのだと思います。単純に、透視度計を横にして測ると水がこぼれてしまうので、縦にすえているのでしょうね。

ダイバーはどちらも「透明度」と呼ぶ

このように透明度と透視度は意味が異なります。

ですが、多くのダイバーはどちらのことも「透明度」と呼びます。

透明度と透視度はだいたい同じくらいなのでそんなに問題ありませんし、透明度のほうが伝わりやすいですもんね。

ダイバーは目視で測る

ところで、上記の方法は確かに学術上正しいものですが、ダイバーが求めている情報はそこまで正確でなくていいはずです。1~2mの誤差は大して気になりません。

なので、現場では、透明度・透視度を目視で測ることがほとんどです。

水深20mから水面のボートが見えたから透明度20mとか、だいたい15m先のバディがはっきり見えたから透視度15mとか、そんな風にざっくり測ります。

「あ、こいつ、わかっているな」という雰囲気をかもし出したい方は、透明度と透視度を上手く使い分けられるようになりましょうね!

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