日本も肌寒い日が続くようになってきた10月後半、休暇の予定があるものの、寒がりに日本の海はもう辛い…ということで、一年中温暖な気候だというフィリピンに暖かい海を求めて今回は旅行することにしました。

とはいえ、筆者にとって初めてのフィリピン。右も左もわかりません。どこに滞在してどのスポットを目指せば良いのだろうか…。まずはリサーチから始める事に。

フィリピンといえばセブ島が有名？

フィリピンと言っても広く、旅行先や留学先としてセブ島が有名ですが、空港があるのはマクタン島というセブ島の隣に位置する島です。セブ市内には実は海がなく、リゾートホテルやビーチの多くもこのマクタン島にあります。

ざっくりと言ってしまうと、セブは繁華街や英会話学校などが多くあり栄えているフィリピンの中心地で、マクタン島はその隣にある少しのんびりとした島。リゾートホテルなども多くあり、フィリピンへの旅行客はセブではなく、こちらの島に滞在することが多いようです。

日本からフィリピンまでは直行便で約5時間程度で時差も1時間しかないため、日本からの弾丸旅行でも行きやすいリゾート地です。

フィリピンのダイビングスポットについて

フィリピンといっても広く、数多くのダイビングスポットが存在します。セブやマクタン島のダイビングショップから、早朝に離島スポットまで遠征するケースが多いようです。

今回の旅では口コミなども頼りに、ダイバーズヘブンとも言われる有名なスポット「バリカサグ」を目指すことにしました。

ダイビングスポットとして人気が絶えず、環境保護の点から入島を制限する事になり、現在ではダイビングをする際には事前予約が必要とのことです。旅行が確定したら、まずはバリカサグのダイビング予約を急ぐことをおすすめします。

バリカサグでのダイビングは、セブ・マクタン島発のものと、ボホール島発のものがあるようですが、今回筆者はボホールに前泊することに。バリカサグ以外に目指すスポットは、ボホールのショップから近いパングラオ島になりました。

バリカサグ島

ダイバーズヘブンとしてボホールエリアで一番有名なポイント。

島の周囲ぐるっとドロップオフで、大迫力のギンガメアジやバラクーダの群れ、そしてウミガメたちとにぎやかな海。人気のスポットとなり現在はダイバーは1日上限150人(1人2本の300本まで)という規制がひかれている。

パングラオ島

ボホール島の南西端に位置していて、ボホールからは船で10分程度でアクセスできるスポット。海中は明るいコーラルスポットで珊瑚が美しく、ボホールの本来の魅力が堪能できる海。

旅行日の1週間前。完全個人手配をすることに

今回は旅行直前にフィリピンへ行くことを決め、日程もあまり無いためパッケージツアーではなく個人手配をすることに。いわゆる弾丸旅行です。すべてが時間との勝負…。航空券、ホテル、そしてダイビングの予定をそれぞれ自分で組み立てます。まずはダイビングの予約をする→航空券の確保→ホテル決定→高速船の予約など、という順序で決定しました。

さて、前置きが少々長くなりましたが、ここからは旅行記になります。

一泊目はマクタン島のThe Bellavista HOTELへ

LCCのセブパシフィック航空を利用してフィリピンに到着し、一泊目はマクタン島のThe Bellavista HOTEL（通称ベラビスタ http://www.thebellavista-hotel.com/）に宿泊しました。

リゾートホテルとは程遠いですが、ダイビングのための宿としては申し分ありません。海は遠いですがレストランやジム、プールなどもあり安心して滞在できるホテルです。

（ホテル屋上にあるプール。バーにもなっています）

フィリピンのホテル全般に言えることですが、シャワーの水圧は低いところが多く、湯船がないところがほとんどです。また、チェックイン時にデポジットを求められることが多いので、この時点で最低限でも1泊1000ペソ（日本円で2000円程度）を目安にペソの用意をしておくのが安心です。

日本円からペソへの換金は、レートは悪いですが空港やホテル、また街中の換金所などで可能です。

もし手持ちのキャッシュが無くなってしまった場合は、銀行やATMを利用して、キャッシュカードやクレジットカードを使ってペソで現金を引き出すことも可能です。なるべく細かいお金を持っておくのがおすすめです。筆者は50ペソや20ペソを多く持つようにしていました。

高速艇でボホール島へ

マクタン島の街中やビーチを観光し、ようやくボホール移動日がやってきました。ホテルからセブ島にある「Pier1」という港へ移動し、ここから高速艇を利用して約2時間かけてボホール島へと向かいます。

フィリピンへ到着してからの移動はほとんど全て「Grab」を利用しました。UBERと同じくアプリで予約し事前決済でき、フィリピンでありがちな価格交渉などのトラブルも少ないように感じました。

街中でタクシーを拾うよりも、安心感が大きく快適に利用することができました。アプリから予約をすると、数分で近くのドライバーとマッチすることができ、セブ、マクタンの街中では待ち時間も少なく、とてもおすすめです。

高速艇はOceanJetのWebサイトから事前にオンライン予約することが可能です。（http://www.oceanjet.net/）

当日その場でチケットを購入する事も可能ですが、タイミングによってはかなり混雑するため、事前に購入してeチケットを印刷して持参するのがおすすめです。後から時間の変更なども、窓口で対応してもらえます。

港には売店などがあり、バンドが演奏していたりにぎやかな様子です。高速艇の中はかなりクーラーが効いているため、上着が必須！かなり寒かったです。大きい船なのでそこまで大きく揺れることは少ないですが、心配な方は酔い止めを飲んでおきましょう。

また、チェックインは必ず30分前に済ませておく必要がありますので、ご注意を！出港予定時刻の1時間前には到着しておいたほうが良いです。

ダイビングをするところまで辿り着かないまま1本目の記事を終えてしまいましたが、次の記事ではようやくダイビングの様子をお伝えします。お楽しみに！