エマージェンシー・ファースト・レスポンス(EFR)

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エマージェンシー・ファースト・レスポンス(以下、EFR)とは、ダイビングの時に発生したケガ・病気の応急手当について学ぶプログラムです。

ダイビングは、水中で活動するスポーツである特性上、一度事故が起きると大きな傷害を負いやすくなります。

被害を少しでも小さくできるよう緊急時の処置について学ぶことは、ダイバーの義務とも言えるのではないでしょうか。

EFRでは、生命に関わるような事態の対処法(一次ケア)と、即座に生命には関わらないケガ・病気の対処法(二次ケア)を学ぶことができます。

どんな人が取得するの?

大切な人を守りたい方にはぜひ取ってほしい資格です。

「情けは人の為ならず」

誰かのために、とEFRを受講することがまわり回って、誰かに助けてもらえることにつながります。

また、レスキュー・ダイバー(RED)以上のライセンスを取りたい方は、受講必須です。

EFRを取得すると出来るようになること

もしものとき、「何をすればよいのか?」を判断できるようになります。

一次ケアでは、人工呼吸、心肺蘇生、ひどい出血の手当、脊髄損傷時の処置、AEDの使い方などを学びます。

二次ケアでは、重くないケガや病気の手当などを学びます。

スムーズに対処できるかどうかはともかくとして、「どういう処置が必要か?」「何から手をつければいいか?」が分かることは、救急救命において非常に重要なことです。

応急救護のあるとないとでは、生命を取り留められるかどうか、回復できるかどうかに雲泥の差が生まれるからです。

例 ~心停止~

心停止のケースを例に挙げてみます。

応急救護が行われた場合、行われなかった場合と比べて、心拍の再開率は約2倍、一ヶ月後の生存率は約3倍になります。

平成26年中のバイスタンダーによる目撃のある心停止傷病者数は4,867人であり、そのうち、バイスタンダーによる応急手当が実施されていたのは、1,942人(39.9%)でした。

バイスタンダーによる応急手当があった場合、なかった場合に比べ、病院収容前の心拍再開率は約2倍高くなっており、また1か月生存率は約3倍の差が生じています。

※ 応急手当は心停止傷病者に対して有効な人工呼吸・胸骨圧迫・AEDによる除細動処置等に限定

出典:身につけよう 応急手当~応急手当の重要性~(東京消防庁)

バイスタンダー=その場に居合わせた人

大きな差です。あなたが心肺蘇生法を学んでいれば、目の前で倒れた人を助けられる確率が3倍になるのです。

また、あなたが倒れたとき、一緒にいる仲間がEFRを学んでいれば、あなたが助かる確率が3倍になります。

EFRを取得しても出来ないこと

水中での救護活動を行うにはEFRだけでは足りません。EFRはあくまで陸上での救護について学ぶものです。

もし、水中での救護活動を学びたい場合は、レスキューダイバーコースを受講し、スキルと知識を身に付ける必要があります。合わせて受講することをオススメします。

おわりに

EFRを受講することの意義がお分かりいただけましたでしょうか?

EFRのライセンスは2年に1回、更新する必要があります。忘れないように、また、最新の医療を身につけられるように、という理由です。

ですが、もう一度、PADI EFRを受講すると結構な料金を取られます。ライセンスを持っているかどうかは重要ではなく、応急処置ができるかどうかが重要なので、無理に更新する必要はありません。

お近くの消防署などで救急救命法の講習が開かれているはずなので、そちらに参加すればよいと思います。無料のことがほとんどです。

EFR公式:エマージェンシー・ファースト・レスポンス
PADI公式:エマージェンシー・ファースト・レスポンス(EFR)

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