ライセンスは必要?毎回体験ダイビングという選択はアリかナシか
本記事は、まろまりんさん・めしださんの2人の見解をご紹介した上で、補助的に私わらしぃの見解も書いております。
体験ダイビングをしてみたら楽しくて、今後もダイビングをしていきたいけどライセンスは必要なのかな?とお悩みの方に、少しでも参考になれば幸いです。
なお、体験ダイビングについてはこちらの記事(体験ダイビングとは?年齢や値段、ライセンスの必要性について)でも解説しています。
まろまりん | ダイブ本数500本+ IDCスタッフインストラクター |
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めしだ | ダイブ本数300本+ レスキューダイバー |
わらしぃ | ダイブ本数30本+ アドバンスドオープンウォーターダイバー |
※2015年11月時点のダイブ本数とCカードのランク。いずれもPADI。 |
インストラクターまろまりんの見解「アリ」
リゾート地を訪れ、目の前に広がる美しく青い海を目の前にして、誰もが一度は水中を見てみたいと思うことでしょう。しかし、ダイビングのライセンスを取得するには最低でも3日は必要です。
観光や他の遊びにも興味があるのに、限られた滞在日数の中で3日もダイビングライセンス取得の為に割くことは難しいでしょう。
そんな時にはライセンス取得の事は横に置いておいて、まず、1日あれば楽しめる体験ダイビングで、水中に入り美しい世界を堪能しましょう。
気軽にダイビングを始める為のスタートが体験ダイビングだと言ってもいいでしょう。
体験ダイビングとは
指導団体により基準は異なりますが、PADIの言う「体験ダイビング」とは、「簡単な知識の勉強」と「プールなどの浅く安定した水域で、必要最低限のスキルの練習をする事」を言います。
その練習を終えた後、インストラクターの引率の下、深度12メートルまでの水域でダイビングをする事が出来ます。
毎回体験ダイビングという選択はアリ?
もちろん、毎回体験ダイビングという選択も、アリです。
ダイビングならシュノーケルより長い時間楽しめるし、インストラクターが常に引率してくれるから安心という理由で毎回体験ダイビングをする事は、何も間違った事ではありません。
しかし、何度か体験ダイビングを経験し、ダイビング自体が楽しいと感じ「これからも続けて行きたい」と思った場合には、ライセンスの取得をお勧めします。
ライセンスを取得する為に必要な知識の勉強やスキルの練習は、自身の安全を確保するために必要なものばかりですし、学べば学ぶほど奥が深いスキューバダイビングの世界にどんどん引き込まれる事でしょう。
冒頭にも書きましたが、体験ダイビングで習得するのは必要最低限のスキルなので、自身の安全を守る術を知らず、安全管理は全てインストラクター任せという事になります。
その事を頭に入れ、体験ダイビングを行うショップを選ぶ場合は、各指導団体のインストラクターが常駐し、指導に当たってくれるかなど、必要な下調べはしっかり行いましょう。
レスキューダイバーめしだの見解「アリ」
体験ダイビングとは、ライセンスを取らずにスキューバダイビングを体験できるプログラムのことです。
毎回体験ダイビングという選択はアリかナシか?
最初に結論を申し上げてしまうと、アリです。
体験ダイビングはとても楽しいものです。
体験ダイビングの制限
冒頭で述べたように、体験ダイビングとは、ライセンスを取らずにスキューバダイビングができるプログラムです。ライセンスを取得するより、気軽でリーズナブルにダイビングができます。
本来、スキューバダイビングにはライセンスが必要なのですが、「本格的にダイビングを始める前に一度トライしてみたい」「自分はダイビングができるか不安」という方に向けて、このプログラムが用意されています。
ただし、ライセンスを取得した場合と比べ、安全上の問題からいくつかの制限があります。
・潜れる場所が限られる
・水深12mまで
・1回30分程度
・行動範囲はインストラクターさんの手の届くところまで
これらの制限があるとダイビングは楽しめないのでしょうか?
答えは、NOです。十分、楽しめます。
沖縄のようなサンゴ礁が広がるところでは、必ずと言っていいほど体験ダイビングを行っているショップがあります。このような場所では、水深12mまでであっても色とりどりの魚たちを見ることができます。ノンダイバーにも大人気のニモ(カクレクマノミ)や、ウミガメにも会えますし、石垣島ではマンタも見られますよ。
1回30分程度であっても、1日に2回潜るプランを用意しているお店もありますので、物足りないということもありません。
インストラクターさんの手の届く範囲に常にいられるので、トラブルが起きてもすぐ対処してもらうことが出来るため、安全です。
ライセンスとの違いは?ライセンスの良いところは?
体験ダイビングでも海を楽しむことができることが分かりました。では、ライセンスを取得して潜るのとは何が違うのでしょうか?
ライセンスを取得する一番の目的は、「自分たちだけでスキューバダイビングをできるようになること」です。
そのため、ライセンス講習では器材の使い方やトラブルの対処法を詳しく学びます。結果として、不安や恐怖心を軽減することができます。実は、それがダイビングを楽しめるようになる一番の近道なのです。
実際にはほとんどの場合、インストラクターさんと一緒に潜りますが、自分の手で安全性を確保できるようになる分、深く長く潜れるようになります。
そして、潜ることの出来る場所がとても増えます。国内外を問わず、世界に名だたるダイビングスポットで潜るにはライセンスを所持している必要があります。
誤解を恐れずに言うと、ライセンスを取得して初めて見ることの出来る景色の素晴らしさは、体験ダイビングの比ではありません。雄大で、躍動感に溢れ、息を飲むほどの美しさを魅せるあの光景を、忘れることは決して出来ません。
体験ダイビングに感動した方は、ぜひともライセンスを取り、さらなる感動を経験してほしいです。
体験ダイビングはどんな人にオススメ?
こういう人に体験ダイビングはオススメ
- スキューバダイビングに興味があって、本格的に始める前にちょっとだけやってみたいという方
- 他にも観光やアクティビティをしたいけど、ダイビングもやりたいという欲張りな方
- ライセンスをとる余裕はないけど、ダイビングがやってみたいという方
- 以前の体験ダイビングで十分楽しめた方
体験ダイビングをすると、ライセンス講習の一部を行ったと認められることもあります。スキューバダイビングに少しでもご興味のある方は体験ダイビングに参加してみてくださいね。
ライセンスは必要?毎回体験ダイビングという選択肢についてのまとめ(わらしぃ)
まろまりんさん・めしださんが書いている通り、毎回体験ダイビングという選択肢はアリだと思います。数年に1回程度、浅い水域で楽しめたら良い、という方は特にライセンスの必要性を感じられないかもしれません。
しかし毎年コンスタントにダイビングに行かれる方や、既にダイビングが大好きな方は、是非ライセンスを取得して欲しいと感じます。理由は、ライセンスを取得することでもっともっと楽しくなるからです。
講習では「中性浮力」というものを学びますが、これを身につけるだけでも大きな違いです。
水中でピタッと止まれるようになり、自分の体を自由にコントロール出来るようになると、想像以上に世界が広がります。
沖縄のように透明度の高い海の中層で、中性浮力を取りフワフワと浮いている時は、何時間でも楽しめるほど不思議で幻想的な雰囲気を味わえます。魚なんていなくても最高に楽しいです。
時間的・金銭的に比較的余裕があり、今後もダイビングを定期的に楽しみたいという方は、是非取得してみて下さい。
人魚の水中動画を撮影しました
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