GoPro赤フィルターでダイビング水中動画を撮影!青かぶりを防ぐ方法
スキューバダイビングで海に潜って写真や動画を撮影する際、青かぶり(青被り)という現象が発生します。
水中に深く潜れば潜るほど、赤色など波長の長い光が吸収されていくためです。
この青かぶりを防ぐために、カメラにストロボをつけることで光を補ったり、GoProで海中動画を撮影する際には赤フィルター(レッドフィルター、赤レンズ)を装着したりします。
私も2種類の赤フィルターを購入して試してみましたが、これは絶対に使ったほうが良いかと思います。
しかし私が購入した2つのうち1つは使い物にならなかったため、それも併せてご紹介させていただきます。
GoProの赤フィルターあり/なしを比較、水中ダイビング動画
ダイビングで実際に、GoProの赤フィルターを装着した状態と装着していない状態で撮影してみました。その動画をYoutubeに投稿していますので、まずはこちらをご参考ください。
赤フィルターなしの状態で撮影した動画は青かぶりしていて、全体的に青色っぽくなり、本来の色が出ていません。
一方、赤フィルターを装着している状態だと、本来の色に近くなっています。サンゴや岩、ダイバーのウェットスーツ・フィンなどを見ると、特に違いがわかりやすいかと思います。
ただし極端に浅い場所(概ね水深5m以下)では、逆に赤色が強くなってしまいます。また深い場所であっても、穴や洞窟など極端に暗い場所で水中ライトを使用して撮影した場合、被写体にかなり近づいて撮影した場合などに、赤かぶりしてしまうことがあります。
そのほか天気(日光がどれくらい水中に入り込んでいるか)なども関係してきます。
そのため、赤フィルターの着脱の判断に関しては若干の慣れが必要です(私も失敗することがよくあります)。
バックにモニターが付いているモデルのGoProであれば、色かぶりしているかどうかがリアルタイムで何となく判断可能ですが、モニターがないモデルの場合は終わってみないとわかりませんので、最初は赤フィルターを付けっぱなしで撮影してみると良いかもしれません。
その後、撮影した動画を実際に見てみて、どういう場面で赤かぶりしているか確認し、次回以降のダイビングで調整していきましょう。
購入した商品は「国内正規品 レッドダイブフィルター ABDFR-301」
私が購入して現在使用している赤フィルターは、Amazonに出品されている商品名をそのまま記載すると「(国内正規品) GoPro レッドダイブフィルター(スタンダード+ブラックアウトハウジング用) ABDFR-301」です。
GoProが公式に出している正規品アクセサリーになります。Amazonまたは楽天市場などで販売されています。※記事執筆現在、Amazonは配送までの日数がかなりかかってしまうようなので、楽天での購入をおすすめします。
ちなみに赤フィルターに関してですが、駄目なフィルターを買ってしまうと全く使い物になりません。
安いGoProフィルターもある…けど…
先ほど私がオススメしたGoPro公式レッドダイブフィルターは、1万円弱とちょっと高いです…。
私はこの商品を購入する前に、Amazonで「XCSOURCE ダイビング赤色フリップフィルター+シルバーアルミフレーム GoPro Hero 3+ 4ハウジングケース用 LF634」という商品を購入しました。この赤フィルターは2,000円くらいでした。
激安!
しかもパタパタできるから着脱が簡単!
なにこれ最高!!
と思って買いました。
GoProの赤フィルターとライトが届いたぁぁぁぁぁぁぁ!水深が浅いところではパカっと外して深いところだけパコッとできる有能なやーつ。明日のダイビングにギリ間に合った〜 pic.twitter.com/d5lPb4yFTm
— わらしぃ (@divingseas) 2015年11月13日
嬉しそうにツイートしてますね。
語彙力が致命的な点はさておき、安くて有能な赤フィルターをゲットして本当に嬉しそうです。
が、
結果がこれです。
全然有能じゃないやん何これ… pic.twitter.com/QcMl88aMw9
— わらしぃ (@divingseas) 2016年6月1日
なにこれ最低
正面や海底に向けたらほとんど真っ暗で何も見えませんし、明るい水面のほうに向けてみると真っ赤だし地獄のようですね。
この赤フィルターは公式のものに比べて非常にフィルター板が分厚く、また色も濃いです。とてつもなく日差しが強い地域で透明度が高く水深が比較的浅い場所であれば使えるかもしれませんが、ほとんどの海ではほぼ使い物にならないかと思われます。
これについては今度、晴れたサイパンの海などで実験してみたいと思いますので、その際には動画を追加させていただきます。
また私が使ったものではない他の非正規フィルターを使った方が2人いらっしゃいますが、その2人とも「赤くなりすぎて駄目だった」と話していました。
なのでどうせ買うのであれば、個人的には最初から公式のものを購入することをオススメします。
赤紫色(マゼンタ)の商品もある
海の色に合わせて最適な色のフィルターを選択できるように、GoProは赤紫色(若干ピンク色っぽい)の「マゼンタダイブフィルター ADVFM-301」も販売しています。
私が潜ってきた海は青色の海が多かったですが、海水が緑っぽい場所もあります。青い海は赤フィルターが最適ですが、緑色っぽい海ではこの赤紫色のフィルターを使用すると良いようです。私は持っていませんが、これについてもいつか試してみたいとは思っています。
補足 – ダイブフィルターの情報(GoPro公式ヘルプ)
GoPro公式Webサイトのサポートに、以下のような記載がありました。
一般的なダイビングでは基本的にレッドを使用していればOKのように感じますが、ダイブポイントによって最適なフィルターに付け替えたい場合は、レッド/マゼンタの両方を揃えておくと良いかもしれません。
GoProのすべてのダイブフィルターは、4.5〜21.3m(15〜70フィート)の深度で性能を発揮します。性能は、明るさと水の状態に左右されます。異なる条件で使用するように設計された2色のフィルターがあります。
それぞれの色のダイブフィルターの推奨される使用方法は?
マゼンタ:マゼンタダイブフィルターは、淡水湖または海藻によって緑色に見える海水での使用に最適です。
レッド:レッドダイブフィルターは、日当たりの良い熱帯地域で見られる青い海水や透明な淡水に最適です。出典:ダイブフィルターの情報
なお、もしもサードパーティ製の赤フィルターで良い商品がありましたら、コメントでお知らせいただけると幸いです。
人魚の水中動画を撮影しました
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