高知・柏島で貨物船が座礁 船から油膜を確認、重油流出の危機
出典:高知新聞(撮影 立田昌敬さん)
日本のマクロ天国・柏島で3月13日に貨物船が座礁し、重油流出の危機となっています。
高知新聞によると3月13日夜、高知県大月町柏島の西岸で、貨物船「第61龍丸」=船長約77m、重さ499トン= が座礁したということです。
座礁から既に丸3日以上が経過していますが、現場付近は波が高いこともあり、まだ離礁作業は進んでいません。船には石灰石1450トンが積まれており、千葉県へ向かう途中で座礁しました。
なお、3月15日午前には薄い筋状の油膜が広い範囲に広がっているのが見つかりましたが、その後同日夕方には油膜はほぼ見られなくなったということです。
柏島は西日本では非常に有名なダイビングスポットで、「マクロ天国」「マクロ王国」「マクロダイビングの聖地」と呼ばれるなど、特にマクロダイバーからは大人気。確認されている魚の種類は約1000種にも上ります。
その他にもタイやマグロの養殖が盛んで、ダイビング以外にも釣りや海水浴といったレジャー客が大勢訪れます。
もしも重油の流出などがあった場合、養殖や海のレジャーに対する悪影響が懸念されます。
なお、第61龍丸には5人の船員が乗っていたということですが、いずれも救助されており、幸い人的被害はなかったということです。
宿毛海上保安署は今後、船に残った重油の抜き取りなども予定しているとしています。
参考リンク:高知新聞:高知県の柏島で座礁した船から油膜 船尾付近の沈没確認
柏島の海の画像や水中写真
2015年に柏島へ行った際の写真です。
人魚の水中動画を撮影しました
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